化研

核融合技術の開発

核融合発電は21世紀後半の実用化が期待される未来発電技術のひとつです。
核融合反応とは、重水素とトリチウムを超高圧下で1億度以上に加熱すると、原子核が融合してヘリウム原子核と中性子1個に変わる反応のことで、その反応の際に生じる莫大なエネルギーを利用して発電しようというものが核融合発電です。
この核融合炉のブランケット※1と呼ばれる部分では、
  • 1. 燃料であるトリチウムの生産
  • 2. 超伝導コイルなどの放射線に弱い機器の保護
  • 3. 熱エネルギーを取出して発電を行う
というエネルギー生産システムの中核を担っています。核融合イメージ

核融合反応図

リサイクル図

Tritium(3H)/Li/Be Resource Recycle System

化研ではこの核融合技術に欠かせない材料に関する研究開発、研究資材の販売を行っています。

■増倍材料および増殖材料の製造設備
●べリライド製造装置類
●回転電極式微小球製造装置 KREP-1500

■増倍材料および増殖材料の評価、試験
●高感度ベリリウムリアルタイムモニタ
局所排気装置類
●フィルタ性能効率試験機 KFT-200D
●フィルタユニット
●フード KOFシリーズ