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べリライドはベリリウムと他の金属元素との金属間化合物で、1980年代以降、航空産業及び宇宙産業においてその高温特性が見直されてきました。 1970年代には核融合炉の内壁への有望な塗膜材(ブランケット)としての研究が行われており、日本でも

・	増殖材料の第一候補とされた金属ベリリウムの高温水との反応や、その結果発生する水素の爆発などの問題が発生しない
・	高融点で高照射量に耐え、高化学的安定性を持つ中性子増倍材料である

などの理由から2002年以降、べリライドをブランケット材料として注目し、研究活動を加速させています。

ここでは弊社がこれまで原子力関連の受託試験等で培った知識と技術を駆使して製品化した、べリライドの製造工程全般を合理化できる装置群をご紹介致します。

ベリライド焼結装置

KE-Pas Ⅲ

Be金属粉とTi金属粉等を加圧しながら溶融・焼結させ、ベリライドの焼結体を作製する装置です。

型式	KE-Pas Ⅲ　（10T-10P-50S）
数量	１式
外形寸法（間口×奥行×高さ）	1,400×2,300×2,000mm
方式	プラズマ放電焼結
最大圧力	100kN（一軸方向）
最大使用温度	2,800℃
チャンバー内寸法	φ300×400mm
チャンバー方式	横型円筒二重構造水冷式
チャンバー使用真空限界	4×10-1Pa
チャンバー耐圧	0.49MPa
シリンダー形式	４本タイロッド方式
シリンダー最大圧力	150kN
上下電極径	φ90mm
上下電極間隔最大距離	200mm
上下電極可動ストローク	70mm
圧力制御操作	手動及び自動（PID制御）
温度制御操作	手動及び自動（PID制御）
温度センサー	赤外線放射温度計（600～2500℃）
位置検出ユニット	リニアゲージ、最小0.001ｍｍ
焼結雰囲気	大気、真空、各種ガス
真空到達限界	0.4Pa(10分以内)
真空排気ユニット	ロータリーポンプ及びメカニカルブースターの２段排気方式
真空計ユニット	ピラニー真空計10-1～103Pa、測定子：φ18
ガスフローコントロール	マスフローコントローラー、Ar　1000SCCM
電源	三相200V 85kW(100kVA)
最大出力	パルス：1,000A、直流：5,000A
PCデーター解析用出力	6チャンネル
データ解析用ＰＣ	電流、電圧、圧力、温度、焼結関数のデーター収集及び解析 Windows-Vista　ノートパソコン付属
重量	約2,500kg
冷却装置	能力約3,700kcal/ｈ　×１式

ベリライド微小球製造装置

KMC-Dタイプ

Be金属とTi金属等を溶融・滴下させ、ベリライドの微小球粒子を作製する装置です。

ベリライド溶解装置

KMU200-E

Be金属とTi金属等を溶融後に冷却させ、ベリライドのロッド等を作製する装置です。。

ベリライド真空置換型焼結装置

KEF-1600

不活性雰囲気中1600℃までの高温でベリライドの焼結が可能です。

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